介護職から退職・転職する場合、職場と揉めないようにする必要があります。不満をすべてぶつけてから辞めると気分は爽快かもしれませんが、職場の心証を害すると後々やっかいだからです。事業所同士が情報提供や共有をしているケースは多々あり、退職前に揉めたことが転職先に知られる可能性もあります。揉めることで自分自身にデメリットが降りかかるので、円満退職できるように心がけることが大切です。職場には、退職の意思を伝えた上で退職願を提出します。具体的な退職時期は、退職願を提出する30~60日前くらいに設定する必要があります。これは施設ごとの就業規則によって内容に違いがあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。退職の意思は直属の上司に伝える必要がありますが、その際に退職理由までは詳しく話さないようにするのがポイントです。理由によってはいろいろと勘ぐられる可能性があるので、一身上の都合と話しておくのが得策です。介護職の円満解決のためには、引き継ぎをしっかりと行うことが重要です。テレビドラマでは退職願を提出した即日で辞めるという話が登場するが、これでは周囲に迷惑をかけてしまいます。後任者は引き継ぎがなく何もわからない状態で業務を開始するため、円滑な業務に支障が出てしまうのです。自分の身勝手な行動によっては、事業者側は快適で円滑な介護サービスを提供できなくなる可能性があります。円満退職をするためには、ネガティブな感情はすべて排除しておくのが得策です。転職希望先の事業者から、現在の職場に連絡がくる可能性は大いに考えられます。ここで転職理由を聞かれたとき、退職の原因がネガティブな内容だと採用に響く可能性があるので注意しましょう。